講座名 | 地理歴史講座 |
講師 | 日本大名誉教授・理博 永野 征男 |
曜日・時間 | 年6回 土曜 13:30~15:00 |
受講費 | 1,100円(資料代含む) |
対象 | 一般 |
その他 | 主催教室 |
2024年度総合テーマ 地図を深読み ~土地を診る第一級資料~
これまでの講座では、配布資料やスライドに多くの「地図/地形図」を用いてきました。そこで令和6年度では、その地図について見るだけでなく、”読み方”の話しをします。
かつて、寺田寅彦(随筆家/物理学者)は、「世の中でもっとも安価で貴重な読み物は“地図”である」と云っています。何かの折に触れることの多い地図から、そこに秘められた数々の重要な情報を読み取りたいと思います。
”地図を読む(読図)”には、さほど難しい面倒な知識や技術を必要としません。たとえば土地に関して、歴史的な資料を用いて話すには、膨大な資料収集と、新たな発見がないと不可能なことです。しかし、地図は世界共通の記号や方式が分かれば、まるで直に現地を見ているような感覚で、その土地に関する様々な情報を手に入れることが可能です。
講座1~3回は、基本的な話しをします。なかでも“航空写真”を基にして地形図を作る作業では、地表環境の分析力に驚かされます。4・5回は、身近な地図の応用面を取り上げます。そして、最終6回は、この狭く複雑な地形の日本列島に住む私たちが、日常の生活面でもっとも注意すべき災害について、地図表現の利点からその危険度を事前にキャッチできる“ハザードマップ(防災地図)”を扱います。ここまで来ると、地図は眺めるものではなく、「読む」ものであることが自然に理解できるでしょう。
第1回 | 5月 | 25日 | 地図の見方と読み方 |
第2回 | 7月 | 27日 | 世界共通の地図表記 |
第3回 | 9月 | 28日 | 航空写真から地形図作成 |
第4回 | 11月 | 30日 | 地名に宿る土地の歴史 |
第5回 | 1月 | 25日 | 地域学習に役立つ地図 |
第6回 | 3月 | 22日 | 都市災害とハザードマップ |