美術講座のご報告
第二十六回「ルネサンス美術講座」
ラファエロは教皇宮に何を描いたのか
「署名の間」の空間デザイン
5月14日(土) 多摩美術大学 松浦弘明教授
署名の間の天井画を東西南北それぞれに、壁の画とともに見上げてみました。
東「アテネの学堂」、古代ギリシャの哲学の世界
北「パルノッサスの山」、詩学の世界
西「聖体の論議」、神学の世界
南「キリストの美徳の下に制定された民法と教会法」、法学の世界
教皇ユリウス二世の署名の間のメインテーマは、
それまでの古代文化とキリストの世界を融合させる「真理の探究」では、
というお話を伺いました。

ヴァティカン美術館 「署名の間」
次回は7月16日(土)、ラファエロは教皇宮に何を描いたのか
ダンテの「神曲」とラファエロの壁画
です。

ヴァティカン美術館 「署名の間」