美術講座のご報告

第二十四回「ルネサンス美術講座」
  ラファエロは教皇宮に何を描いたのか
   「署名の間」の装飾 《聖体の論議》を中心に
          11月6日(土) 多摩美術大学 松浦弘明教授
 ヴァティカン宮殿のラファエロの間、4つのうちの一部屋である署名の間の西壁の話でした。 最上部に父なる神、そして次にキリストが左右に祝福された聖母マリアと洗礼者ヨハネを従えて描かれている。 天上界には、このほかにも聖書の人物や預言者、ペトロ、アダム、パウロ、モーセなどが両側に描かれている。 キリストの足元には、白い鳩の姿の聖霊が配され、その下には、祭壇の上に聖体顕示台が置かれている。祭壇の 両側には、神学者たちが描かれ、論議している。 上層に天界、下方に地上が描かれている。 父と子と聖霊(神からのメッセージ)との三位一体のお話で、理性で理解することはできないが、信ずること というキリスト教の本質に関してお話くださいました。


ヴァティカン美術館 ユリウス2世の書斎「署名の間」西壁