美術講座のご報告

第二十三回「ルネサンス美術講座」
  「ラファエロは《アテネの学堂》で何を描こうとしたのか」
          7月17日(土) 多摩美術大学 松浦弘明教授

 前回に引き続き《アテネの学堂》について伺いました。
 絵の60人ほどの人物は下半分の長方形の中に描かれ、上部の半円は古代ローマ風神殿で向かって左にアポロン右にはアテネとギリシャ神話の神が描かれている。 そして下半分の登場人物は、算術、幾何学、天文学、音楽、論理学、修辞学、文法の自由七学芸の7つのグループに分けられ、この場で議論をしているように見える。 そしてその中央にプラトンが位置している。 ユリウスⅡ世のもとめるプラトンの世界観を描いたの ではないかという、先生の仮説をおはなしくださり、とても興味深く、古来より多くの学者に議論されてきている 「アテネの学堂はなにを描いているのか」という謎解きに参加させていただきました。


ヴァティカン美術館 ユリウス2世の書斎「署名の間」