美術講座のご報告

第二十二回「ルネサンス美術講座」
    「ルネサンスの傑作に 込められた古代思想」
       -ラファエロの《アテネの学堂》-
         5月15日(土) 多摩美術大学 松浦弘明教授

 ラファエロが1508年にローマに到着し、そして、教皇ユリウスⅡ世の依頼により製作した《アテネの学堂》について伺いました。
 この作品は、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」や、ミケランジェロの「ダヴィデ像」のように聖書に記されたものを絵画化したものではなく、古代ギリシアの学者たちを一堂に集めて描いているが、そのテーマはわかっていない。
 ヴァティカン美術館のユリウスⅡ世の書斎、署名の間の装飾として描かれている。
 60人の人物が描かれているが、7つのグループに分けられる。
 同定されている6人、プラトン、アリストテレス、ソクラテス、ピュタゴラス、プトレマイオスそしてディオゲネスについてと、 さらに多くの研究者によって蓋然性の高いと言われているユークリッド、ヘラクレイトス、オルフェウスなどの説明をしていただきました。


ヴァティカン美術館 「署名の間」


次回は、7月17日(土)、「ラファエロは《アテネの学堂》で何を描こうとしたのか」です。