高浜虚子ゆかりの和室
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 昭和34年3月30日、玉藻句謡会場の当会館和室二階和室には、次なる漢詩の軸が掛かっておりました。 中村春堂が源頼朝を偲び詠んだ漢詩をしたためたものです。



 廟柏(びょうはく)汀松(ていしょう)海門に映ゆ
 繁華事去り夕陽(せきよう)暮れ蒼涼一片
 江山気中に有る英雄未だ死せざるの魂

虚子は、多くの死者が眠る鎌倉の山並みを窓より見渡し、頼朝を弔う詩幅を前に、次の二句を残しました。
     英霊を 弔ふ詩幅 桜生け
     春の山 屍をうめて 空しかり
虚子は、この句謡会の二日後に半昏睡状態となります。 さらにその七日後の昭和34年4月8日、鎌倉原の台の自宅にて、85歳の生涯を終えました。 当会館での「英雄源頼朝の魂と屍に思いを馳せる句」が虚子最後の句となったのです。

築80年を経ます「虚子ゆかりの和室」を含む当会館では、建物老朽化の問題を抱え、只今、改修・改築の課題に総力で取り組んでおります。 資金不足の問題は未だに抱えておりますが、安全な建物を目指し、平成27年6月より改修・改築工事に入ります。 この和室を失うことは淋しいことですが、この歴史を継いでいく会館として、これからも一同励んで参る所存です。 皆様にはよろしくご協力頂けますよう、お願い申し上げます。


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