美術講演会のご報告

 6月7日(土)、多摩美術大学教授 松浦弘明先生による「ルネサンス美術」の講演会が終了しました。 参加者39名で、今回もこれまでの説明から始まって、映像を多く使った講演で、初めての方にもわかりやすかったと好評でした。

第六回目 初期ルネサンス絵画の展開
フラ・アンジェリコ
 「受胎告知」コルトーナ
 (教区聖堂美術館)
 「リナイオーリ祭壇画」
 (フィレンツェ サン・マルコ修道院)

フィリッポ・リッピ
 「コルネート・タルキニアの聖母」
 (ローマ・バルベリーニ美術館)

 15世紀初頭の2人の修道士によって描かれ、遠近法を取り入れたより生き生きとした画となり、 フィレンツェの後に続く画家たちに多くの影響を与えた絵画の説明を受けました。 リッピは、ベルギーフランドルの油彩画を初めて導入し、聖なるものの後輪をなくし、代わりに指輪や髪留めなどより世俗的になっているとの指摘を興味深く伺いました。

(フラ・アンジェリコ)
 


(フィリッポ・リッピ)


第一回(平成23年12月) 中世からルネサンスへ
     フィレンツェの「玉座の聖母子」像の変遷
第二回(平成24年6月) ルネサンス美術の起源
     ジョットからピエトロ・ロレンツェッティへ
第三回(平成24年12月) アッシジ
     聖フランチェスコとサン・フランチェスコ聖堂
第四回(平成25年7月) 初期ルネサンスの始まり(1)
     15世紀初頭の動向
第五回(平成25年12月) 初期ルネサンスの始まり(2)
     マザッチョの革新~
次回は、12月6日(土)です。ご予定ください。